手づくりの老舗・佐田商店のきりたんぽ

これまでのお知らせ

料理研究家 石原明子さんコラム (日本経済新聞夕刊)2000年11月4日

メディア

スープのコクが決め手 ~味の取り寄せ便「秋田のきりたんぽ鍋」~ ご飯好きにとって、この新米の季節は、天高く秋と共に食事時が楽しみである。その新米をふんだんに使った秋田特産の「きりたんぽ」を、鍋(なべ)料理の材料と一緒に送ってくれる佐田商店をご紹介する。 発泡スチロールのケースの中には、比内鶏(ヒナイドリ)、ササガキゴボウ、マイタケ、ご飯でつくっただまこもち、ネギ、セリ、糸こんにゃく、スープ、ちょっと焦げ目のついたきりたんぽが詰め合わせてある。このまま鍋に移して火にかけるだけで簡単な上、味つけも本格的。秋田みやげを頂いた様な感じの気の利いた鍋セットである。 炊き立てご飯を秋田杉の棒に握りつけて焼くその香りもよいけれど、コクのあるスープが決め手の様に思える。私はよく来客の時など、最後のごちそうにご飯代わりに使って、とても重宝している。大正創業の店で、地元の人たちも買い求める店だそうだ。冷凍品もみかけるけれど、これは手づくりのおいしさがある。二人分3,600円~。

記事画像

メディア一覧に戻る