三関のせり
秋田県湯沢市の「三関(みつせき)せり」は、江戸時代から栽培され、特許庁が認定する地域団体商標に登録された、歴史ある秋田県の伝統野菜のひとつです。
奥羽丘陵の山間部で寒暖の差が厳しい環境の立地で、近くの東鳥海山から清らかな伏流水が注ぐ扇状地の畑地に育つ「せり」は、白く長い根を張ります。
近年、生産農家の平均年齢は年々上がる傾向にありましたが、この伝統の“根”の張りにこだわり、厳しい寒さの中で、誇りを持って農作業を続ける若手農家が増えてきました。
山間部での収穫ですから量は限られますが、秋田のハレの料理「きりたんぽ鍋」には欠かせない食材です。鍋の名脇役として大事な役割を担い、秋田では昔からせりの葉・茎と共に“根”も食べられてきました。
せりの”根”を食したいという多くのお客様のご要望にお応えし、11月から翌年3月上旬頃までの期間で状態の良い時に限り、せりの”根”も味わっていただきたくお届けすることとなりました。香り高く、シャキシャキとした食感を是非、お楽しみください。
※上記期間でも芹の根の状態によりお届け出来ない場合もございます。ご了承いただきますようお願いいたします。